長久保宿歴史資料館一福処濱屋

長久保宿歴史資料館一福処濱屋

貴重な明治時代初期の大型旅籠建築

長久保宿は中山道の宿場町、難所である笠取峠を控え善光寺へと続く北国街道、諏訪地方へ結ぶ大門道が分岐する交通の要衝であったことから40軒以上の旅籠がある大きな宿場町でした。江戸方の竪町と京方の横町がL字型に接続する宿場町としては珍しい配置になっています。
明治初期に旅籠として建てられた「濱屋」は山間部の旅籠建築に多く見られる「出桁造(街道に面した側の1階より2階を突き出させた建て方)」になっていますが、江戸時代の街や建築より軒が高く、また本来は延焼防止目的であった卯建(うだつ)も意匠としてのみの役割となっています。
旅籠は開業することなく、長い間住居として使われてきましたが、平成12年(2,000年)町に寄付され、現在の「長久保宿歴史資料館」として資料の展示と、内部も一部公開されています。

電話番号 0268-88-0030
〒住所 〒386-0600 
長野県小県郡長和町長久保600-1